YOKOHAMA STEELPAN FESTA 2017開催レポート
今回でなんと、15回目を迎えた『YOKOHAMA STEELPAN FESTA』。
昨年同様、日本丸メモリアルパーク特設ステージにて8/26(土)・8/27(日)の2日間開催されました。
初日は雨が降りそうな気配もありましたが、両日とも天候に恵まれ順調にイベントを進めることができました。
初日はプロのフルーティスト赤木りえさんのスペシャルコラボ演奏があり、会場は大盛況!
2日目は初ソロCDをリリースしたばかりの山脇妃見子さんのソロステージを行うなど両日とも趣向を凝らした内容でお客様にご満足いただけたと思います。
1日目:8月26日
1日目は開始当初はお天気も怪しく雨の心配もありましたが、スティールパンの演奏のおかげ(!)か、雨に降られることもなく順調に観客の皆さんも最後まで多くの方が楽しんでくださいました。
珠 with Tropicarib(タマキ・ウィズ・トロピカリブ)
バンドのテーマソングで華々しくスタートし、最後はスティールパンでは異色の演歌の「祭り」で大盛り上がり。てぬぐいが縫い付けられたお揃いのはっぴを用意するなど、日本的な雰囲気を目でも楽しませてくれる素敵な演奏でした。
テラパン(中野優希と仲間たち)
ダイナミクスを重視したIn the moodからスタート。Under the Seaでは魚(深海魚)の被り物をして目でも楽しめるようなステージ作り。途中、中野さん自身がDrumsを担当するなど色々楽しませてくれる内容でした。
スティールドラム・バンド・パンタジア
豊富なレパートリーを持つ老舗バンドガ登場!他のバンドと一線を画す独特な選曲はスティールドラムバンドならでは。「神奈川のバンド」らしく「ゆず」の曲も披露してくれました。演奏は6Bassの助っ人が2人入り充実した低音を聴かせ観客を楽しませてくれました。
Pan Village All Stars(パン・ヴィレッジ・オールスターズ)
次第に辺りは日が落ちてきてゆっくりと夜の気配がしてきた頃、夕凪が吹く中、スティールパンの陽気で明るいイメージとは違った心地良い軽やかなメドレーサウンドで演奏開始。毎年、ハワイでも演奏している本格派バンドは魅力的なプログラムで安定感抜群の演奏でした!
カリビアンアコースティック・パン【スペシャルゲスト】
Flute(赤木りえ), Guitar(鈴木よしひさ), Steelpan(中野優希)
今回のスペシャルゲストはラテンフルートの第一人者、赤木りえさんとスティールパンのコラボバンド!フルート独特の美しい音色とスティールパンの相性は抜群で、ジャムセッションのようにそれぞれのアドリブソロを回しながらの演奏にワクワク!
ギターを弾きながら同時にボイスパーカッションを駆使しての演奏も素晴らしく素敵なステージでした。
Pan Village All Stars(パン・ヴィレッジ・オール・スターズ)
独特のこだわりで選らばれた曲はみなとみらいの夜景を望む会場に流れるカリビアンサウンドで雰囲気もバッチリ!様々なジャンルから取り上げた選曲もさることながら、エンディングも圧巻!初日のトリとして最後まで笑顔で盛り上げてくれました。
2日目:8月27日
PANLAND Steel Orchestra(パンランド・スティール・オーケストラ)
2日目も定刻通りに開始、のオープニングバンドはPANLAND Steel Orchestra。カリプソを中心におしゃれなアレンジの曲が続く素敵な演奏でした。編成は小さいものの、バランスの良い見事なサウンドを響かせてくれました。
ACTUS STEEL BAND(アクタス・スティール・バンド)
今年の参加メンバーは男性4名。助っ人2名と山脇先生の力を借りて、ロックからクラッシックまで幅広いジャンルをカバーするプログラムで楽しませてくれました。ピュアなサウンドが光り少人数ながら楽しませてくれました!
Pan note paradise(パンノート・パラダイス)
こちらは前のバンドとうって変わり大人数での参加、洗足学園打楽器専攻メンバーということもあり、とても聴きやすい演奏でした。上級生による落ち着いた演奏や1年生の若さ溢れる元気なメロディーがフェスタに華をそえてくれました。
山脇妃見子 ソロステージ
初のソロアルバムをリリースしたばかりということもあり、注目の演奏でした。エレキベース、ピアノ、Drums音源をバックにソロを生演奏!アレンジが光る演奏でとても魅力的でした。後半は、楽器紹介およびデモ演奏が行われ、色々なスティールパンの魅力が楽しめるステージでした。
ヒマワリスティールバンドDX
スティールパンの二ノ宮先生を中心に結成されたバンドで、名前の通り明るくかわいらしい雰囲気が満載でした。聞き覚えのある曲がメドレーで次々と演奏され、最後まであっという間のステージでした。
Rendezvous(ランデヴー)
映画音楽から本場トリニダード・トバゴの音楽まで色々な曲が次々と繰り出されるダイナミックなステージでした。2日間のトリにふさわしいパワフルで、かつ安定感のある演奏で最後までフェスタを盛り上げてくれました!
今回のスティールパン・フェスタは昨年のような悪天候にみまわれる事もなく、2日間天候に恵まれたイベントとなりました。今年も沢山の観客の方に演奏を聞いて頂け、スティールパンの魅力をまた少し広められたように感じます。暑い中皆さんお疲れ様でした!