YOKOHAMA STEELPAN FESTA 2014開催レポート
今回で12回目を迎えた『YOKOHAMA STEELPAN FESTA』。昨年までの山下公園から場所を変え、8/2(土)・3(日)の2日間、
横浜八景島シーパラダイスに程近い横浜南部市場の「夏まつり」のステージショーへの参加という形で開催されました!!
両日とも快晴!!広場では屋台が賑わい、まるで縁日のような雰囲気が楽しめました!!初日は夕刻から始まり比較的小編成の落ち着いた演奏が印象的でした。
2日目はスティールパン・ソロと吹奏楽の共演から始まり、炎天下、文字通り炎のような熱い演奏が繰り広げられました。なんと、1日目、2日目とトリニダード・トバゴ共和国から文化大臣夫妻も応援に駆け付けていただき大盛況でした!!
1日目:8月2日
1日目は朝から陽射しが強く、参加者も聴いてくださったみなさんも暑さとの戦いでした。然しその暑さを吹き飛ばすような素敵な演奏で楽しませてくれました!
RENDEZVOUS(ランデヴー)
今回のフェスタでトップを飾ったのはスティールパン・バンドらしい華やかな演奏を披露したRendezvous。総勢20名で奏でる音には大迫力!!会場を盛り上げトップバッターの役目をしっかり果たしてくれました。
スティールドラム・バンド・パンタジア
来年でなんと活動20周年を迎える老舗バンド!落ち着きのある安定した演奏で日本の童謡から
チャイコフスキーの名曲に至るまで様々なレパートリーの曲を披露してくれました。新しいものへの挑戦も忘れていない素敵な演奏でした!
パンノウタ楽団(横浜)
「歌うように演奏するスティールパンBand」を目指しているバンドということもあり、今回、初めての参加でしたが、ムーディーな曲やノリの良い曲をバランスよく織り交ぜ、メリハリの効いた演奏が素敵でした。特に!ムーンライト・セレナーデは大人の雰囲気でした。
ACTUS STEEL BAND(アクタス・スティール・バンド/横浜)
北新横浜にあるアクタス・スティーパン・スクールの生徒で結成されたチーム。一つに決めずに色々な楽器を演奏したいと、パートを交代しながら楽しそうに演奏している様子はまさにフェス感たっぷり!とても楽しそうに演奏していました!!
PAN NOTE MAGIC(パン・ノート・マジック)
参加人数は7名と最少人数でしたが、実力者揃いでさすが!という演奏。表現力豊かで細部まで行き届いた演奏が印象的でした。凝ったアレンジでポピュラーミュージックからクラシックの名曲まで本場で鍛えた演奏が光りました。
(Comp.:Ludwig van Beethoven Arr.:林 啓太/Bump&Wine(Arr.:木村 就生)全3曲
WAIWAI STEEL BAND(ワイワイ・スティール・バンド)
なんと全員が集まると90名以上になる大きなチーム!今回はその中から15名が参加。伊澤陽一さんを中心にオリジナル曲からラテン曲まで幅広く、楽しい演奏を繰り広げてくれました!
8月23日、24日にはアサヒ・アートスクエアでワンマンライブを開催するそうでそれも楽しみです♪
PANLAND Steel Orchestra(パンランド・スティール・オーケストラ/横浜)
このフェスタには連続出場しているお馴染みのバンド。明るいキャラクターをそのまま音楽にできる素敵なチームです。各バンドの楽器の入れ替えは彼らが中心に動いてくれました!ありがとうございます!
10月11日には浅草のアサヒ・アートスクエアにて、7年ぶりのワンマンライブも決定!!
2日目:8月3日
鎌倉シティブラス&スティールパン長木谷 麻美
吹奏楽とスティールパンのコラボ演奏が今年も!
1曲目の耳覚えのあるディズニー・メドレーで心を掴み、2曲目はスティールパンコラボ曲の「カリビアン・サンダンス」!!
長木谷さんの魅惑的なスティールパン・ソロが始まると、周囲は静まり返りゾクゾク感に包まれました。
奏でるメロディを鎌倉シティブラスの演奏が引き立て強風で譜面が大きく揺れる中、トランペット・ソロも決まり相性もバッチリの演奏でした!!
※今回演奏させていただいた「カリビアン・サンダンス」の楽譜とCDは、ブレーン株式会社から発売しております。詳しくは下記サイトをご覧ください。
http://www.brain-shop.net/shop/g/gPOMS-81045/
※第3回シンフォニックジャズ&ポップスコンテスト全国大会課題曲(作曲:真島俊夫)
珠with Tropicarib(タマキ・ウィズ・トロピカリブ/東京・山梨)
独特の雰囲気のバンドで、代表の珠さんは南国の雰囲気がいっぱい♪
山梨と東京から生徒が駆けつけ総勢38名の大編成バンドとして参加してくれました!
「ビールメーカーのコマーシャルソング・メドレー」が始まると思わずにっこり。
アレンジが可愛らしくスティールパンの音色に合った素敵な演奏でした。
Fantastics & Panderful(ファンタスティックス&パンダフル/神戸&仙台)
神戸のファンタスティックスと福島のパンダフルが、縁あって共演が実現した合同バンド。
どちらも震災からの復興という共通テーマがあり、被災した人々を元気づけたいという優しさと、愛情が感じられる演奏でした。復興ソングを口ずさみながら共演ができるのもスティールパンの魅力です。
STEELBAND MISOLA(スティールバンド・ミソラ/福島)
東日本大震災の影響で久しぶりの参加となりましたが、演奏は堂々としたもの。
「真赤な太陽」と「川の流れのように」では、観客席から歌声も聞こえ、ステージと観客席が一体となりました。バンド名の一部”MISOLA”が「美空ひばり」とも関係していることを納得。旗を持って踊っていた女性も素敵でした。
Panvillage ALL STARS(パンヴィレッジ・オール・スターズ/横浜)
全25名中15名がテナーパン。その15名が横一列に並ぶ姿は圧巻でした。
お約束の名曲を狙って並べるなど観客をノリノリにさせるノウハウを熟知したバンドです。
そもそもMCを担当した木津さんと横浜南部市場の関係者が意気投合したことで、横浜南部市場でのイベントが実現しました。
Panvillage Steel Orchestra(パンヴィレッジ・スティール・オーケストラ)
YOKOHAMA STEELPAN FESTAには第1回目から参加している常連バンドです!
今回は村上先生率いる日本橋校の生徒さんが中心となったチームで出演。
1曲に約1年をかけてじっくり練習を重ねるという拘りを持ったバンドです。日頃の練習成果がわかる素敵な演奏でした。
Pan note paradise(パン・ノート・パラダイス/東京・神奈川)
今年も大トリを務めたのは洗足学園音楽大学打楽器科の学生で構成するPan note paradise。
最初の曲は1年生のみの演奏。スティールパンを始めてまだ2~3ヶ月という楽器経験ですが、そこは音大生。ツボを押さえた若々しい演奏を聞かせてくれました。
2曲目以降は上級生が演奏。1年生は客席にまわってダンスで盛り立て役に徹するなど、抜群のチームワークでした。アンコールにも対応してくれて平均年齢20歳という若さ溢れる、エネルギー感たっぷりのパフォーマンスで2日間を締め括ってくれました!!
今回のパンフェスは去年まで開催されていた山下公園から場所を変え横浜南部市場からの開催。照り付ける太陽の下、汗をかきながらも沢山の方が来場して下さり充実した2日間でした♪
ご来場してくださった皆さん、参加者の皆さん、暑い中お疲れ様でした!また来年をお楽しみに!!
詳細情報
- 日時
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2014年8月2日(土)16:00 開演
2014年8月3日(日)14:00 開演
- 入場料
- 無料
- 場所
- 横浜南部市場 敷地内特設会場
- 主催
- YOKOHAMA STEEL PAN FESTA 実行委員会
- 共催
- 野中貿易株式会社、株式会社ノナカ、株式会社アスウ
- 協賛
- 株式会社アクタス
- 後援
- 横浜経済局、神奈川新聞社、tvk